幸手今昔物語#7 『八百万の神の国』
古来より、日本では伝統的な神祇信仰と大陸から伝来した仏教が混淆した結果、神仏習合という宗教現象が生まれ日本の歴史上長く定着したものであったが、文明開化を迎え神仏分離が行われた結果廃絶に追い込まれたお社やお寺、社名変更された等、悲しい過去を辿って今に至る。
幸手市においても文政年間には百三十八あった神社総数が、明治九年には百十一となっている。
そして今日、幸手の総鎮守として、幸宮神社(八幡様)がある。
そもそも、大和の国の人々は常に感謝の気持ちを持って生活を営んできていた事は確たる事実である。
空の神、山の神、海の神、自らの身の回りの物にすら気持ちを込めてお祀りするありがたいと思う気持ちこそが、神国日本を支えて来たのだと考えられよう。
そして、いつまでも平和な日本を大切に・・・
文化を大切に守っていかなければいけない。
昭和6年頃 幸宮神社
平成20年 同じ場所から
やおよろずの神の国
一人ひとりの心の中にきっと神様がいてくれて
ちゃんと見てるんでしょうね。
「おい!しっかりやれよ!!」って。
感謝の気持ち、思いやり。
忘れずに生きていきましょう。
コメント by kura — 2008年8月11日 @ 5:50 PM
とかく、無宗教と見られがちな日本人にも、このような心が脈々と受け継がれているんですね、それが『行』として祭り等につながっているのも興味深いです。
大昔の日本では、宝物に頑丈な鍵をかける代わりに、一本の紙の冊を貼っていたようです「これを剥がしたらお前は罪人だ」という意味を込めて、入れ物ではなくて人の心に鍵をかけていたんですね。
今回の取材にあたり、幸宮神社の禰宜様より、幸手の歴史に関わる多数の貴重な写真をいただきました。
コメント by maki — 2008年8月18日 @ 11:15 AM