第1回手話講演会
私と手話との出会いは、昨年末のクリスマスイルミネーションの中で催された手話歌の練習の時でした。
課題曲は2曲「幸せなら手をたたこう」「赤鼻のトナカイ」を手話を交えて歌いました。
という単語をひとつひとつ手話で覚えました。
委員会等の中で、挨拶などの手話は覚えましたが、それぐらいしか知識のない私には、歌を歌いながら手話をするということがとても大変でした。
今年の春頃、委員会のメンバーと一緒に幸手 手話サークルに参加させて頂きました。私はドキドキしながら、皆さんの前で、手話を交えて自己紹介をしました。私の不慣れな手話を見たサークルの方達は優しい笑顔で『宜しくお願いします』と手話で応えてくれました。単純な自己紹介なのに、これほど難しく、緊張したことはありませんでした。
私はこの時、手話とはまさに『手の言葉』だと感じました。今まで「障害を持たれた方が使う言葉だ」「私には関係ない」と少しでも感じていた自分に怒りと恥ずかしさを感じました。私は少しでも多くの人達に手話に接して欲しくなりました。
先日6月11日(水)に、第1回手話講演会が開催されました。幸手市聴覚障害者協会の3名の方が、体験談を交え耳が不自由なことで苦労された話などたくさんの話を聞かせて頂きました。続いて幸手手話サークルの方々と手話を使ったジェスチャーゲームや伝言ゲームを行い、楽しく手話と触れ合うことができました。
この講演を通じて、参加者が何か心に感じることがあれば、私達がおこなっている『〜あなたの手で幸せを伝えられたら〜』への第一歩が踏み出せた気が致します。
研修委員会では、第2回、第3回とこういった講演会を開催し、より多くの人達に手話と触れ合って欲しいと思っています。そして、地域交流の為にもこの事業を進めていきたいと思っています。