埼玉県幸手市商工会青年部

 


2008年1月2日

 Are You Sure(手話)?#4 『あけましておめでとう』

Filed under: 手話,新聞連動,研修委員会 — Maki@administrator @ 1:13 PM

研修委員会では「手話」を通じて地域の全てのお客様へのサービスと意識の向上を目指した事業を企画しております。あなたの「手」で「幸せ」を伝えられたら素敵ですよね。

今後も毎号、ひと言を掲載致しますのでぜひ覚えてみて下さい。
 
 
今回のお題
 
 『正月』
 『おめでとう』
 『あけましておめでとう』
 
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手話監修 木村和子
Illustrated by ケニー笹原


1件のコメント »

  1. “おめでとうございます” 海老一染之助師匠との出会い・・・・

    今回のお題「おめでとう」を確認している最中、大変な謎があることに気付いた私(世界の梅アツ)は、その謎を解くべく、“おめでとうございます”でお馴染みの海老一染之助師匠の門を叩きました。

    以下に続く・・・・・・・。

    拝啓 海老一染之助 様

    初めてメールを差し上げます 。埼玉県幸手市商工会青年部に所属しております梅澤敦と申します。
    私は父を初代とする宝石・時計・メガネ・補聴器の小売販売店に勤務し、二つ年上の兄と共に試行錯誤を繰り返しながら、日々精進しております。
    突然で恐縮ですが、本日はお尋ねしたいことがございましてメールさせて頂きました。

    現在、私の所属している団体では、一市民としては勿論ですが、商人の立場からの「手話」の普及活動をしております。
    その活動の一貫としまして、2ヶ月に一回のペースで我々が発行している「Show航海新聞」という紙面の中で、毎回、手話のワンポイントレッスンを交えたコラムを掲載しております。現在編集中の1月発行号におきまして、「あけまして、おめでとうございます。」をお題とします。
    この中で登場する「おめでとう」という手話は、「すぼめた両手をパッと開きながら上げる」という動作です。
    編集していく中で、師匠の「おめでとうございます」の動作と非常に類似していることに気付きました。これは、偶然でしょうか?それとも、必然でしょうか?
    面識の無い私がこのような質問をすることは大変失礼ではございますが、何卒ご容赦下さいませ。
    お忙しい昨今かとは思いますが、お返事頂けましたら幸いでございます。  敬具 

    ・・・すると、その日の内に代理の方からの返答が・・・(°O° 😉 オドロキ!
    (以下)

    お問い合わせありがとうございます。
    海老一染之助ホームページを担当しております●●と申します。
    お問い合わせの件師匠宅へファックスにて転送いたしました。
    ご回答までしばらくお時間をいただきますが
    必ずお返事させていただきます。
    どうぞよろしくお願いします。
    ありがとうございました。
    (つづく)

    それならば・・・と、私は過去のリアル エピソードも更に日替わり追伸してしまいました!! 今思えば、何と図々しい自分 ヾ(;´▽`A“アセアセ
    (以下)

    早速のお返事、ありがとうございます。
    昨日、手話「おめでとうございます。」の件でお問い合わせしました梅澤でございます。
    この度はお手間をかけて頂き、ありがとうございます。
    唐突ですが、師匠の『おめでとうございます。』には彼ら(ろう者)との不思議なご縁を感じます。
    大きな身振り、目にも鮮やかな身のこなし、まさに音無き音がそこにあります。
    また、余談ですが、私のろう者の友人はテレビを殆んど見ません。
    ですから、テレビドラマやバラエティー番組の話題は滅多にありません。
    勿論、芸能関係のことに興味も薄く、著名人の方々のことも殆んど知りません。
    しかしながら、師匠のことを彼女は知っておりました。
    そして彼女は言いました「音が無くても、大きな口の動きと身振りから聞こえる。面白い。」と。
    彼女にとって師匠は数少ない、本当に限られた芸人なんだと、そのとき私は気付きました。
    そして私は、彼女に師匠の『おめでとうございます。』の動作について説明しました。
    意外なことに彼女は、「おめでとうございます。」と言っていることを知らなかったのです。
    理由は、お二人で登場していた頃は両名を一緒に枠に入れる為にカメラが引き目だった為、
    顔が小さくなってしまい口元が見づらかったからでした。(納得です)
    ですから、彼女は今日まで師匠の動きと言葉が共鳴していたことを知らずにいたのでした・・・。
    そして、話しが盛り上がった頃、私の懐かしい記憶が蘇ってきました。
    幼い頃からブラウン管越しにお会いしていたこと。
    その度にいつも、驚いていたこと。
    学校で友人達とよく真似をしていたこと。
    私自身が師匠のファンの一人だったことを再認識しました。
    ・・・・と、余談が長くなってしまい、申し訳ございません。
    それでは、友人共々お返事をお待ちしております。
    (つづく)

    ・・・そして10日後、その時はついにやってきました。(゜ロ゜) ヒョオォォ!
    (以下)

    本日はおめでたいメールを頂き嬉しく存じました。
    私の芸は太神楽と云いまして 伊勢神宮からはじまり
    獅子舞、お神楽などを演じ家内安全、無病息災を祈り
    曲芸は最後にご覧に入れるという日本の芸能としては
    最も歴史ある芸です。
    お正月にはじめて一年中日本国中を回り
    おめでとうございます、というのはそう言う訳でございます。
    神様が私たちを愛する、私たちをめでるというのが
    語源のようです。
    心事と関係のない、相撲の横綱の土俵入りも
    神様が私たちの幸せを念じてくださっているのでは
    ないかと思われます。
    私たちにはひとり、ひとりオーラがあると思います。
    お客様に目に見えない宇宙のエネルギーが、
    お客様が幸せでありますようにと云う願いが届くように
    努めさせて頂いております。
                        海老一染之助

    師匠、感激です(≧ロ≦) マジうれしいっス!!
    謎は更に深みを増してしまいましたが・・・。

    サービス業の私と極めた芸を披露する師匠は、その道は違えど、お客様に喜んで頂くことを願うという点で共通する生き方なんですね。
    「人を不愉快にするのは簡単、しかし幸せにするのは大変難しい」
    師匠の芸の一片に触れ、半端な私ですが、改めて商いの難しさに気付きました。
    海老一染ノ助様、この度は、お忙しい中ありがとうございました。
    そして、おめでとうございます。

    今回、謎は解けなかったものの、大変貴重な出会いがありました。
    今後もこれを糧に頑張ろうと胸に誓う梅アツでした。

    (以上の内容は全てノンフィクションです。)

    コメント by 世界の梅アツ — 2008年7月9日 @ 7:41 PM

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