埼玉県幸手市商工会青年部

 


2013年7月2日

 第8回東日本大震災ボランティア活動

 去る6月25日、今回で第8回目の幸手市商工会青年部による
東日本大震災・南三陸町ボランティア活動に行って参りました。
 私は被災地に行くのはもちろんボランティア活動なるものに参加するのも初めてで、
この機会に何か一つでもお手伝いをしたい、そして自身にもプラスになるような
体験を求め参加させていただきました。
 まず感じたのは、現地で目にした山々に残る津波の爪痕や二年前まではここに
海産物の養殖や漁業が盛んな港町が本当にあったのか?と目を疑うようなその光景に
自然の脅威は物凄いものだということでした。
 現在は瓦礫もほぼ片付き道路の整備や鉄道も徐々に復旧作業が進み
復興が進んでいるようですが、まだ住居の方はそれほど進んでなく、
仮設住宅での生活をされている町民の中には、辛い日々を送っている方々が
何人もいる、だから一日でも早く先の見える復旧が必要だと
ボランティアセンターの方がお話されていました。私は胸が詰まる思いで聞きながら、
しかし本日の作業に対する意欲にも掻き立てられました。
 今回の作業は養殖で使うイカダの重石の砂利袋の準備で、遠方から参加されてきた
ボランティアさん、地元の漁師の方や婦人会のお母さん達と作業しました。
炎天下の中でも一生懸命頑張ったお陰で沢山の袋が完成して皆さんとても
喜んでおりました。私もお役に立たて良かったという達成感を頂き、また自身も
被災者でありながら明るく振舞ってくれた地元の皆様に逆にお礼したい思いでした。
 さらに思った事はテレビやラジオの報道で聞くように被災者で復興の手助けと
交換に元気を貰ったと言うのはこの事なんだと知りました。やはり実際に
足を運んで見ないと分からないというのは本当です。
しかし埼玉に居ても個々の仕事にしっかり励むことも巡り巡って
東北につながるはずです。なのでその思いで私は今後も日々仕事に
従事して行きます。
 最後にボランティア活動に参加された青年部の皆様と他関係者の方々、
本当にお疲れさまでした。そして現地の皆様ありがとうございました。

親睦委員会委員 食事処松本 松本 強

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2012年12月9日

 第7回東北ボランティア活動

Filed under: 新聞連動,東北ボランティア活動,親睦委員会,青年部活動 — 総務委員会 @ 10:21 PM

 震災後、「自分に出来る事は何か?青年部として出来る事は何か?」を考え、
そして委員会で話し合い、被災地ボランティア活動が始まりました。
 震災から約3ヶ月後、青年部として始めてのボランティア活動は宮城県山元町でした。
ボランティア活動後、ボランティアセンターの方に言われた事は、「皆さんの地元に
帰りましたら、今日見たこの現状を会社の仲間、友達、家族、沢山の人に伝えて下さい。被災地では沢山のボランティアの方を必要としています!」と。
 そして、先日の宮城県南三陸町でのボランティア活動後にも、全く同じ事を
言われました。震災からもう少しで2年が経ちます。現状は復旧から復興に変わって来ていますが、まだまだ沢山のボランティアの方々を必要としています!地元の方々は
ボランティア活動をしている人を見ると「自分も頑張らなければ」と、思う方も沢山居る
そうです!
 「自分に出来る事は何か?」
ボランティア活動に行く事。現地の物を購入する事。周りの人に現状を話す事など
沢山有ります。そして何より
「被災地を忘れない事!」
それが1番大切な事だと思う・・・。
 最後に、ボランティア活動計7回、合計参加人数75名。家庭、仕事でお忙しい中、
青年部ボランティア活動に共に参加してくれた青年部の仲間に感謝!

親睦委員会副委員長 来集軒 金久保浩一


2012年10月5日

 第6回ボランティア活動 南三陸町にて

 9月23日(日)南三陸町へ初めて被災地ボランティアへ参加してきました。
 前日の夜に出発し現地近くで2時間ほど仮眠をとり、その後ボランティアセンターへ
向かいました。南三陸町へ近づくにつれ津波で流されて壊れた車の山があったり、
海水浸かって枯れた木が大量に積んであったり、途切れてしまった線路があったりと
少しずつ被害の大きい場所へ向かっているのが分かりました。その先にはテレビの映像と同じ光景が広がっていました。沢山の家の基礎、鉄骨だけの建物、震災後に建てられたプレハブが少しあるだけで何もありません。新しい電柱が何本も道路沿いに
立っていましたがとても寂しい光景でした。
 今回のボランティア作業は民家の瓦礫撤去作業でした民家といっても基礎だけです。
さっそく雑草を抜き、瓦やコンクリートの塊をどかし、土の中より出てくる物を分別。実際にやってみると土の中に細かくなったガラスや食器などが混ざり過ぎていて土をどけても
どけても細かいゴミが出てきてなかなか進みませんでした。これでは一軒片付けるのに
何日かかるのでしょうか?単純ですが人手があればもっと早く進むのにと思いました。
午後より雨が強く降ってきた為、作業は途中で中止となりました。
 短い時間でしたが震災により被災した現場を目の当たりにし被害の大きさに驚くと共に、一年半も経つのに進まない復興。まだまだたくさんの助けが必要だと感じました。
機会があればぜひまた参加しお手伝いをしたいたいと心より思いました。

研修委員会 副委員長 幸東自動車 伊藤 大輔


2012年8月18日

 第5回被災地ボランティア事業にて

Filed under: 新聞連動,東北ボランティア活動,親睦委員会,青年部活動 — 総務委員会 @ 10:14 PM

 東日本大震災が起こってから、私自身、被災地ボランティアには興味がありました。
しかし、個人で参加するのにはどこに参加したら良いか、時間や金銭的なものなど
ハードルが高く感じられ、なかなか参加出来ずにいました。
 そして、私が青年部に入部して初の被災地ボランティア事業、震災から1年3カ月、
報道以外に初めて目の当たりにする被災地の状況に改めて被害の甚大さ、悲惨さを
感じました。家の基礎、コンクリートの廃墟だけが残り、雑草が生い茂る。
確かに「あったはず」の人の生活の跡、その往来に車が淡々と流れる風景。その風景に
まだまだ地元の方々は非日常の中での生活をしているのだなと感じました。
 当日のボランティアの内容は瓦礫拾いでした。梅雨の期間中にしては強い日差しと、
海からの冷たく心地よい風に肌を焼きながらも作業には絶好の気候でした。
場所は、港から少し奥に入った元々、住宅、田んぼであったらしい所で、主に機械では
取りきれない小さな木の破片、瓦やビニール、石、金属などを仕分けをする作業です。
50~60人位の人達が田んぼの中やその周りの斜面に分かれてこつこつと瓦礫を拾う。とても地道で体力のいる作業です。しかし、後々この土地に人がまた住めるようになる、美味しい作物がなるには必要な事です。そして拾った物の中には、茶碗やキャラクター物の箸入れ、鏡など人々が普通に生活していた跡の物があり、それらが無残にも津波により壊されていったという事に心が痛くなりました。また、作業していた場所の100m位奥には津波の難を逃れた住宅が建っており、「被害の境目」をくっきりと見せつけられる
場所でした。
 作業が終わり、現場でのボランティアリーダーさんのお話、ボランティアセンターにて
南三陸町役場の総務課長さんからお話を伺う事が出来ました。ボランティアの状況、
震災当時の状況、復興の進み具合など現場にいる方々の生の声を聞けた事は
とても貴重な体験だったと思います。
 ボランティアやお話を聞いて私が思った事は、まだまだ復興は始まったばかりで
踏ん張っている現地の方々に私たちが出来る事はたくさん有るという事。
その中でも重要なのが、こちらに帰って来てから、現地の状況、人々の声を
より多く伝える事です。
 重複しますがまだまだ私たちに出来る事は多くあります。被災地に足を運んで
自分の目で見て、自分の心で感じて、自分の言葉にする、自分のこれからに繋げられる良い機会だと私自身は感じました。時間のある限り、この事業には参加して復興の
お手伝いをしたいと思っています。

親睦委員会委員 まま事屋 土屋雄一


2012年7月5日

 第5回東北ボランティア活動 ≪南三陸町にて≫

 今回、二度目のボランティア活動に参加させていただきました。参加させて頂く前は
南三陸町って報道では見たことあるけど、本当はどうなってるのか?どこまで復興は
進んでいるのかって思い、ドキドキしながら行きました。そして、初めて南三陸町の被災地の現状を見た瞬間、どこが復興してるの?どうなってるのって思ったのが第一印象
でした。 二回目に行ったときには瓦礫が少し減り、標識などが立っていたので少しですが進んでいるんだなと感じました。 
 前回は南三陸の特産品のめかぶ、ワカメ加工のお手伝いでした。そこでは震災に
遭われた社長さんから貴重な体験談を聞かせて頂きました。 どれだけ凄い津波で、
どのようにして避難したかを事細かくジェスチャーを混ぜ、周りの情景を見ながら聞くことができました。そのような壮絶なお話し、貴重な体験談を生の声で聞く事が出来たのも
ボランティアに参加したからだと思います。 実際現地に足を運び体験談を聞くと、報道で見るだけ聞くだけのとは違い、五感全体で感じることができ、とても心に響きました。 
 今回は瓦礫の撤去作業を手伝いました。震災前は住宅があったところだと思いますが
そこの瓦礫処理です。まだ復興は進んでないのに雑草はスクスク育っている。乾いた土の上ではダンゴ虫がたくさん居て、土壌を改良ようしようと頑張っていました。自然の力は
とても凄いと感じました。重機や機械では片付けることのできない所がまだ多く、まだまだボランティアの必要性を強く感じました。
 最後に総務課長さんがこの様な事を言っていました。震災に遭われた方は今まで
頑張ってきましたので、これからは自分の事は自分でできるように踏ん張って欲しい。
いつまでもボランティアに頼るのではなく自分達で踏ん張って復興させる。
 震災から復興へ。 
 ボランティアに参加されてない方へ
実際に震災現場を見たのとテレビで見たのでは全く違います。
被災地の現状を体全体で感じてもらい、復興への手助けをお願いします。

総務委員会委員  蕎麦処 権兵衛  野村守 

 


2012年6月20日

 ボランティア報告会

Filed under: 新聞連動,東北ボランティア活動,親睦委員会,青年部活動 — 総務委員会 @ 10:46 AM

  先日、幸手都市ガス会長藤倉様より、是非都市ガス社員に青年部が行ってきた被災地ボランティア事業についての話を聞かせてくれという依頼が石塚部長にありました。
そこで、これまで青年部で行ってきた募金活動・支援活動・被災地への4回のボランティア活動の報告を6月5日(火)都市ガス3階会議室にて行いました。都市ガス社員をはじめ、協力会社、青年部員と70人を超える方々が参加しました。          
  この講演会は幸手都市ガスが主催で行われ、青年部のほかにも、被災地ボランティアに15回以上も行かれている石田健吾様の講演もあり、被災地の状況やボランティアの
内容を説明されました。また、石田様は親子でボランティアに参加されまして子供達にも
ボランティアの大切さを伝えていました。この講演は私たちもとても勉強になり、大変
有意義な時間を過ごす事ができました。
 「あなたは今、何を感じましたか?」
 以前、被災地ボランティア事業の活動中に被災者の方々にいつも言われる言葉が
あります。
「今、この状況を是非伝えてほしい」という言葉です。
その機会を頂くことができたことに感謝し、この事業を通じて少しでも参加者に何かを
感じていただければと思います。
 是非皆様にもボランティアに参加していただきたいと思います。被災地に行けなくても、募金はもちろんこちらでも出来るボランティアはたくさんあります。
 復興にはまだまだ時間がかかります。皆様の力で少しでも早い復興が出来ることを
祈ります。

親睦委員長 (有)大久保葬祭 大久保有  

 


2011年12月3日

 第3回 東北復興支援ボランティア活動 part2

Filed under: 新聞連動,東北ボランティア活動,親睦委員会,青年部活動 — 総務委員会 @ 12:32 AM

平成23年11月17日(木)第3回目の現地ボランティア活動を行ってきました。
 今回の訪問は、幸手を前日夜に出発して宮城県南三陸町へ向かいました。
 到着して高台から現地を見渡すと、マスコミで報道されているままの現状が眼下に
広がっており、震災から8ヶ月経過したとは思えず、「復興」というにはほど遠い状況でした。
 海のすぐそばの漁港が今回の活動現場で、ワカメ養殖漁師さんのところで作業を
行いました。
海からの冷たい風が吹く中、ワカメの種付けをしたロープの「重し」を作る作業で、
山積みになった砂利をスコップでひたすら袋に詰める作業でした。
漁師さんのお話では、ボランティアの皆さんに手伝ってもらわないと、
津波で全て流されてしまった今は、何もできない状況だとおっしゃっていました。
 午後2時30分過ぎに、作業が終了し福興市実行委員長の山内さんの所で、
南三陸町商工会青年部の工藤部長と担当事務局の長埜さんと
お話をすることができました。
マスコミには報道されない体験を、被災された皆さんが体験しているとのことで、
工藤部長は震災前までは、県外の青年部との交流はほとんどなく、震災後全国から
南三陸に訪れる同じ青年部の仲間がいることは本当に心強いことだと思ったそうです。
 家業に忙しい中、訪問した青年部とは時間の限り直接会って話をすることにしているそうです。
 私達の訪問はたった数時間ですが、現地でしか感じとることができないことを、
幸手に戻って伝えることが役目なのだと思います。
 一人一人の記憶に少しでも残せるように。

幸手市商工会青年部担当
西山 圭一

 


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